中国は不動産バブルのソフトランディングを目指し、
昨年8月に「3レッドライン」という財務改善要求を中国政府が打ち出した。
「3つのレッドライン」とは
資産負債比率を70%以下とする
ネットの資本負債比率は1倍以下
現預金短期有利子負債比率を1倍以上とする
という3つの指標。
「3レッドライン」は日本のバブル崩壊のきっかけともなった
総量規制を連想させるが、
中国恒大集団は「3レッドライン」いずれも満たせていなかったが、
順調に改善はさせてきたが、
負債削減が収益悪化をもたらし、
株価下落、資金繰りが急速に悪化した。
既に格付けはデフォルトを織り込むトリプルC以下に転落済で、
社債の価格も年限に関係なく額面の30%程度であるため、
債務のデフォルトを既に織り込んでいる。
よって、デフォルトは想定内、
その後、公的資金で波及阻止が行われるかどうか?
恒大集団はなくなっても、
金融システムへの波及や
不動産市場の暴落といった事態が避けられるか?
恒大集団を生贄とすることで
他の不動産の襟を一層正せるか?
結局、中国の国内問題として処理され、