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「サル痘」について、インターネットで拡散している、
「無知なうわさ」「陰謀論」

その多くは新型コロナウイルスをめぐる陰謀論に類似しているという。

サル痘感染例が英アストラゼネカ製新型ウイルスワクチンの「副反応」だという誤った情報
これは、同社製ワクチンがチンパンジーアデノウイルスを遺伝情報のベクターとして使用していることから、
その副反応と根拠のないうわさが流されている。
しかし、「サル痘」はポックスウイルスの一種であることなどから、この主張は事実無根。

サル痘は、研究に使われていたサルから発見されたことぁら命名されたが、
他の動物にも感染し、WHOによると、サル痘の自然宿主はげっ歯類である可能性が高い。

その中でもひどいのは、患者の98%は男性間性交渉者で、
感染ルートは95%性行為による感染という噂。
また症状に、主に肛門の激痛(21人)、男性器の壊死(18人)など、
どこでデータがとられたかわからない数字が並ぶ。
これは、性的マイノリティを嫌う者が流したデマという。

ゲイの間だけで流行するというデマも、
アメリカで子供に感染したという例を見れば怪しいし、
バイセクシャルの男性が感染し、女性と関係を持ったら、
その女性には感染しないというのか?

現在わかっているのは、
主要な感染ルートは動物からの感染で、人から人への感染はまれ。
サル痘に感染すると、発熱、発汗、頭痛、悪寒、咽頭痛など、
インフルエンザと同様の症状、リンパ節の腫れ、顔や体の発疹が現れるが、
ほとんどの患者はこうした初期症状の発症から数週間以内に回復する。

現在欧米で確認されている患者が持つサル痘ウイルスは西アフリカ系統で、
重症化しないことがわかっている。
感染経路は、感染動物に咬まれること、
あるいは感染動物の血液・体液・皮膚病変(発疹部位)との接触。
ヒトからヒトへの感染は稀で、
患者の飛沫・体液・皮膚病変(発疹部位)との接触により感染する可能性はある。

「サル痘」はそもそも性感染症ではない。

クラスターの中に男性と性的関係を持ったという男性が含まれたため、
「サル痘」はゲイの感染症と噂が流されたようだが、
米疾病対策センターは、
「感染者の体液や発疹に触れたり、
衣類や寝具などの「汚染された物」を共有したりすることで感染する」
とされている。

性的趣向は関係なく、激痛や壊死などの症状についても、
面白半分にネットに流されたデマの可能性が高い。


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