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21年4月から月間の実施回数はゼロか1回にとどまっていた日銀ETF買い。
22年1月は既に2回買った。
ETFの購入基準は、午前のTOPIX下落率が2%を超えたら動くという「2%ルール」
1回当たりの買い入れ額は21年4月以降は701億円。

21年春の政策修正で日銀が打ち出したのは、
「株価が大幅に下落した時に限って行動を起こす」
「ETF買いをやめたとは言っていない。
年6兆円という購入額の原則を削除する一方、
年12兆円という上限は残してある」
ということだが、定義が曖昧。

TOPIX2%の下落という定義の大幅な株安も、
1.9%が5日続けば「大幅」ではなく「日常」となる。
21年の買い入れ額が8700億円程度にとどまり、
成果は出たように見えるが、
22年初に2万9000円程度だった日経平均株価は、
2万5000円近くまで下落している。

コロナ禍でのロシアのウクライナ侵攻、それに伴う原油高。